2013年の大晦日。大阪在住の橋本さんより、篠山を走りませんかとのお誘い。季節は、桜満開の4月。まだ先のことなので、二つ返事でOKしました。
最後に走ったのが、2004年10月2日 実に10年ぶりのことです。
いわき在住の身なので、金曜の夜に実家泊し、早朝羽田に向かいました。
定刻で出発した飛行機は、富士山の上を飛びます。
通路側の席だったが、何とかカメラに富士山の美しい姿を納めることに成功。
伊丹にほぼ定刻で到着。 モノレールで、待ち合わせ場所の蛍池に。
改札を出たところに、レンタサイクルがある。一泊二日200円は安い!
別の便で来た井川さんを出迎え、橋本さんの車で篠山へと向かいます。
実は、井川さんも私も自転車を橋本さんのお宅に預けてあり、手ぶらで参加できました。感謝!
今日の宿のある、篠山の王地山公園に到着し、愛車に10年ぶりでご対面!
宿のそばのスーパーで昼食を買い、里山サイクリングが始まります。
佐貫谷からの上り坂は、きついのですが、桜が満開で目を楽しませてくれます。
水を入れ忘れた井川さん。 家の前に座っていたおばあちゃんを発見し、水を分けてもらうことに成功。
ついでに、しばし世間話も。
次に目指したのは、垂水への道。ここは以前にも来たことがありますが、何度きても趣のある切通しが楽しいです。
時間がゆっくり流れていく・・・。
お腹も空いたので、折角なので桜の木の下で食事を取ることにしました。 下りきったところにある篠山川の桜が満開なので、ここに決定!
今日の私のランチは、えび入り紅しょうが揚げ、一個増量。 いかにも関西の味付けで美味しくいただけました。
ゆっくり食事をし、農道を進みます。この景色が篠山です。
中から、幡路(はたち)に抜ける道を選びます。 残念ながら、ダムができていて、急坂が出迎えます。
ダムの名前は水分(みくまり)ダム。 大芋湖(おくもっこ)。読めません。
ダムを進むと、通行止めの看板が現れました。橋本さんの事前調査で、崩れもたいしたことがないが車は通れないので、自転車天国の道との情報。ここからダートが始まります。
先日の大雪の影響か、枝が落ちていたり、折れている木を見かけました。
しかし、峠間近になると桜が出迎えてくれました。秋は紅葉が見事だそうです。
ここで、小休止。 橋本さんのお茶のご相伴に預かりました。
毎度ながら、橋本さんと走るのはこれが楽しみです。
お茶をし、若干崩れた道を行くと峠になります。
下り道も満開の桜が待ってくれていました。 道はバラスが浮き、ところどころ掘れていて走りにくいのですが、楽しく下りました。
と、扉が現れました。
この扉は、農地に猪などの動物が入ってこないように設置されたもの。
ここから下は、山の縁にずっと柵が巡らされています。人と猪の戦いの縮図でしょうか。万里の長城を思い出しました。
幡路から西へ進みます。 ここは昭和47年まで、国鉄篠山線が走っていました。村雲駅の跡に標識がありました。
その後も裏道を通り、宿に到着。宿に無理にお願いして、自転車を中に入れてもらいました。
温泉、美味しい食事・・夜は更けていきます。
翌日は、天気予報は曇り。 雨は夕方から。 朝、窓の外の桜を見てほっとしました。
早朝、ひっそりとした篠山の市街地を走ります。
有名なパン屋さん。今回初めて買いましたが、美味しかったです。
今日は、軽便鉄道の跡をたどりながら、篠山口にむかいました。
東吹あたりの桜が見事ということで、寄り道。
篠山川に沿って、数kmのあいだ、桜が見事に咲いていました。
城址の大混雑に比べ、ほとんど人がいないので、サイクリングにはもってこいでした。
水を張った田んぼに映る桜。 思わず見とれてしまいました。
桜を見ながら、お茶タイムです。ひばりや色々な鳥のさえずりが聞こえてきます。
篠山口駅に到着。私の知っている篠山口とはまったく違います。
観光案内所で、国鉄篠山線が乗っている地図をコピーさせてもらったり、サイクリングマップをもらうことができました。
こうして、楽しかった篠山のサイクリングを追えました。
次回は、秋に走れることを夢見ながら、いわきへと向かいました。
(追伸)1987年の篠山口の写真がありました。