mayさんの自転車日記

自転車ツーリングが好きです

2015.10.04 ACF会津ラン(2日目)

2日目は、いつものACFのクラブランにしては距離があるので、朝7時に朝食という設定になりました。
6時に起きて自転車で散歩。曇り勝ちの天気で、半そでには堪えます。



ACFは、自転車に特に縛りがないため、今回参加した自転車は
・ALPS  3台
・TOEI  1台
・Hirose 5台
Surly 1台
・Raizin 1台
という構成です。皆ベテランのため、それぞれのこだわりのある自転車、というのが唯一の共通点です。


朝食をとり、予定通り8時に出発。まずは、近くのお店で今日の朝食を調達します。
クワガタが店番しているお店では、おばあさんが丁寧に対応してくれました。




このお店、よく見ると雪室があり、ちょっとびっくりしました。




今日は、猪苗代湖の西岸を走ります。 今日も風が強く、風と戦いながら走ることになりました。

最初は国道49号線を走ります。いわきから110kmの標識があり、感傷にふけってしまいました。
つい1年前までいわきに住んでましたので。




このとき、気温は13度。一人半そでの私は、皆から奇異な目で見られましたが、本人寒さを感じていません。
いわき生活やドイツ駐在員生活のおかげでしょうか。

さて、長浜では、白鳥と親子ガメが出迎えてくれました。
トイレ休憩ののち、国道を避けるために天鏡閣方面の坂を上ります。本日最初ののぼりです。




坂道を降りると安積疎水十六橋水門に出ます。
この日橋川は、猪苗代から流れ出る唯一の川だそうです。





しばらくは、湖畔沿いのほぼフラットな道を走っていきます。
相変わらず、太陽は雲に隠れ、気温は上がりません。しかも風は強いままです。

このあたりは、稲と蕎麦の両方が植えられています。
蕎麦は収穫にはまだ早そうです。




中田浜を過ぎると、またもやのぼりです。
なんと15%の標識があります。数字を見たら嫌になります。素直に押し歩きます。




崎川(きっか)浜付近では稲刈りをしていました。




田んぼの中を、金山へと向かうのぼりを目指します。




この上りは実はピークが二つあります。最初のピークに何とか到着です。
しばらくすると、栗原さんが登って来ました。
下ろうとしたらチェーンが外れていました。




どうやってもチェーンがうまくはまらないのでよく見ると、チェーンが見事によじれていました。
応急処置として一こま抜くことを考え、先行する松井さんが持っていたのを思い出し、戻ってきてもらうことにしました。
しかし、栗原さんは、以前シマノのチェーンを継ぎピンなしで繋いだらすぐに切れてしまったので、モンキーレンチで無理やり平にすることを選択しました。
その結果、リアは3段の変速が可能になり、前後6段変速で走ることができそうです。




10%の上りも何のその。栗原さんは登っていきました。




その後の12%も! チェーンは何とか持ちそうです。




無事にきついのぼりを乗り切り、鬼沼へのダウンヒルを楽しみました。
鬼沼の景色は心に沁みました。

強風を避けるために、人気の無い船津公園キャンプ場の炊事場で昼食を食べ、本日のイベント諏訪峠を目指します。




ところで、船津キャンプ場の裏山は「日本一山」というそうです。
「日本一観音堂」、「日本一山展望台」気になりますね。




さて、諏訪峠の道は、最初は2車線の立派な舗装路。その後、1車線へと変わります。
立派な道は、勾配もそれほどきつくなく、ハイペースで登れましたが、1車線になると10%近い勾配が続きます。


必至に登っていると、峠のお地蔵様が出迎えてくれました。




その後も休み休みはしましたが、それでも押さずに峠を目指します。
笠ケ森山が見えてきました。頂上に何か見えます。
望遠レンズで撮ったら、展望台のようなものが見えました。




そして、最後のゆるいコーナーを廻ると、やっと諏訪峠に到着しました。
切通しの峠ですが、須賀川市郡山市の境にあります。




峠を若干下り、広いところで小休止。先ほどの昼の残りや珈琲を飲みます。
長いくだりに供え、さすがにウインドブレーカーを着ます。



全く信号がないので、約7.5kmほどを一気に下ります。
最初のヘアピンを抜けるとほぼまっすぐの道になります。
気持ちよく下ることができました。

今泉のセブンイレブンで、いわきまで自走するという田村さんと別れ、北上します。
しばらくすると、右手に白い工場が見えてきます。
壁にはKAISEIの文字がみえます。

そう、自転車を趣味にしている人はご存知と思いますが、自転車のフレームのパイプのメーカーです。
今では、日本唯一のメーカーになってしまいました。
昔は石渡(イシワタ)でしたが、今はカイセイとなっています。

私の自転車もカイセイのパイプを使用しています。里帰りです。




工場の裏には、パイプや切削くずが捨てられていました。
今日は休みでしたので、工場の人はいませんでしたが、いらっしゃったら自転車を見せられたのに残念です。



カイセイを後にし、郡山駅へと急ぐ一行でした。




郡山駅には15:30頃到着、栗原さんにお礼とお別れの言葉を伝え、それぞれ自転車を袋に納め東京へと去っていきました。次回は裏磐梯を考えていてくださっているそうで、また充実した時間が過ごすことができると思うと、今から楽しみです。