天気予報は、午後から曇り、夕方から雨。
早めに走り出せば雨に降られずに戻ってこれると考え、5時半に起床し、中軽井沢駅に向かいました。
自転車を袋詰めし、中軽井沢の駅で切符を買うとまだ30分あります。
おかげで、改札にいた駅員と色々な話をすることができました。
地元出身の競輪選手の話から、お互いの海外駐在の話やら、屋根瓦の話。
さらには保福寺に行くというと、保福寺に鶉を飼っている人がいて、お店があったという話も。
霊泉寺温泉に入ってくるようにと強く勧められました。
あっという間に電車の時間です。
しなの鉄道を篠ノ井で乗り換えます。
途中、姨捨駅では、スイッチバックを久しぶりに経験しました。
駅でから美しい棚田を見ることができました。
明科駅に到着。まだ、9時前なので、駅前のスーパーマーケットもやっていません。
自転車を組み立て、走り出します。
走り出してすぐ跨線橋を渡ります。 これが結構きつい。 途中アルプスが見えたことを口実に休憩。
その後も、川沿いの道とはいえアップダウンを繰り返します。
いい加減に嫌気がさしたころ、お店を発見。7時から開いているようです。
昼食に美味しいそうなものを調達しました。
しばらく走ると、気になるパン屋さんがありました。
ホイールがなんともいえません。 ちょっともったいないような、よいホイールでした。
四賀村にはセブンイレブンがありました。ちょっとびっくり。
この自転車のおじさんに声をかけられます。
志賀村にあるクライネガルテンに去年当選し、冬以外はここで生活しているそうです。
年間20万で借りられるということ。少し心が動きました。
ここを拠点に自転車で走ったり山歩きしたりと、志賀村を堪能していました。
この後、保福寺村入り口まで一緒に走りました。
化石博物館の向かいのカフェ。 これも気になりました。
次回にとっておくことにしました。
保福寺に入りすぐ道祖神がありました。安曇野が近いからでしょうか。
「こばた」いえタバコ屋さんです。
昔は、タバコ屋はこんなカウンターがありました。
そして、看板娘も。
ちょっと懐かしい気持ちになりました。
いよいよ保福寺峠への道が始まります。
保福寺峠への道中には赤松林が続きます。 きっと、美味しい松茸が取れるのでしょう。
「一遍水」という看板のある場所に到着。
もともと茶屋があったと思われる場所とのこと。
水を引いてきてあるので、水を補給できました。
トイレもありました。
その後もたんたんと上って行きました。
次に現れたのは、「ウェストン絶賛地」。
曇りだったので、南アルプスはぼんやりとしか見えませんでした。
保福寺峠に到着しました。
10数年ぶり。思い抱いていたイメージとギャップがありました。
まずは、先ほどの店で買ってきた食材でランチします。
ランチも終え、片付けているとMTBが登って来ました。
話をすると、上田に住んでいる人で、普段はロードに乗っているのですが、今日はなつかしの保福寺ということで奥さんのMTBを借りて登ってきたそうです。
彼も久しぶりの保福寺。昔はもっと広かった気がするとか、廃屋があったよねとか、共通の話題がありしばらく歓談しました。
彼は、登ってきた道を引き返していきました。
私も私は鹿教湯温泉を目指して、後を追って下ります。
保福寺は歴史ある峠なので、幾つかの標識がありました。
鹿教湯への分岐から保福寺林道はダートになります。 良くしまったダートなので楽しく下ることができました。
でも、少し上り坂もありました。
鹿教湯温泉に到着しました。にぎわってます。
ここから国道を車と一緒に走らないとなりません。
ちょっと憂鬱。
駅員のアドバイスどおり、霊泉寺温泉に寄り道しました。
公衆浴場へ。 番台では、老夫婦がコタツに入っていました。
石鹸が無かったので汗だけ流しました。
久しぶりの霊泉寺温泉でしたが、以前泊まったときのような活気がなく、寂れていました。
何軒か閉まっている旅館もあります。
次回来るときは、泊まりで来ようと思います。
裏の清流では、かじかが鳴き始めていました。
その後、国道と県道をひた走り。
大屋駅に到着しました。
軽井沢に直通の電車が、30分後。大慌てで自転車を分解し、袋につめました。
充実した&出会いのランでした。
1977年に初めて保福寺に行ったときの写真です。当時はまだダート道でした。
自転車は、完成したばかりのTOEIでした。