夜行があった時代(何十年前?)は、かなり近い存在の信州でしたが。夜行がなくなり、足が遠のいてしまいました。
そこで、ACFで信州ランを企画することとし、そのメインイベントとして保福寺峠を越えることとしました。
宿は、30年ほど前に泊まった霊泉寺温泉。
マツタケ尽くしを期待したのですが。生憎とシーズンが早すぎました。
軽井沢でしなの鉄道に乗り換え、大屋駅で自転車を組み立てます。
そのまま、霊泉寺に行くのでは面白くないので、少し遠回りして所沢峠を越えます。
途中、地元スーパーのデリシアで昼食を購入し、所沢峠を目指します。
そばの白い花が目立つ中を走っていきました。
武石から、所沢峠へと折れます。
このラーメン屋さんが目印です。
所沢林道に入ってすぐに、柵が現れ、ドキッとしますが、これは鳥獣をブロックするためのもの。
鍵を開けてあけることができます。全員通り抜け、再び鍵をかけます。
所沢峠への道はすべて舗装ですが、きつめの勾配が続きます。
勾配が緩くなるところがなく、足を休めるところがないため、思ったよりきついです。
なんとか峠に到着。
ランチにはちょうど良い時間です。
霊泉寺温泉へは、あっという間についてしますので、のんびりとランチにします。
1時間半ほどランチをしたりしてようやく下ることにしました。
登りよりきついかなと思う坂を下っていくと、再び柵に出くわします。
登りと同じように、扉を開け通り過ぎます。
下りきり、農道を快適に走ります。
霊泉寺への道は、「道しるべ」と書かれた立札があり、その都度、立ち止まりいわくを読みながら進みました。
宿に荷物を置き、近所を散策します。
もう秋の気配、ススキが穂をつけ始めています。
霊泉寺の温泉の先の道は、良くしまったダート。
つい調子に乗って先へと進んでしまいます。
途中で我に返り、引き返して、霊泉寺へ。
霊泉寺は禅寺。 庭のコケがきれいです。
ひと汗かいたので、温泉に。
40度前後の少しぬるめの温泉。
ゆっくりつかり、リラックスすることができました。
そして待ちに待った夕食。
田舎料理がありがたかったです。
食事後は、部屋に戻り、深夜まで歓談が続きました。
朝ぶろを浴び、7時に朝食を食べ、8時に出発し、保福寺峠を目指します。
鹿教湯温泉入り口のあるコンビニで、ランチ用の食材を仕込みます。
ここからようやく車の通行が減ります。
前回はここを左に折れ、山道に行きましたが、今回は県道を進みます。
小さなピークを過ぎると、すぐに保福寺林道の砂利道が現れます。
ハンドルを切ります。
道は再び舗装になります。
さほどきつくない勾配を淡々と上っていきます。
ようやく峠に到着。
宿を出て、3時間がたっていました。
峠で1時間半ほどのんびりランチをし、下り始めます。
下ってすぐ、蝶ケ原林道への分岐が現れますが、今回は素直に下ります。
一遍水で休憩していると、地元に住む、後輩の黒澤君が来るまで上がってきて、アイスクリームの差し入れをしてくれました。
一遍水の水を汲み、さらに下ります。
保福寺の集落に到着。
コスモスが咲き、稲穂はこうべをたれ、秋の訪れを実感した瞬間です。
田沢駅に到着。自転車を袋に詰めます。
東京へ帰る皆を見送り、私は軽井沢へ。
姥捨のスイッチバックを堪能し、篠ノ井でしなの鉄道に乗り換えて、軽井沢を目指しました。