2019.06.01-03 ACFみちのくラン
今年のACFみちのくランは8年ぶりの鎌倉温泉泊となりました。(8年前のBLOGはこちら)
プランナーの中西さんから頂いたプランは
6月1日
仙台駅ー青葉城址ーサイカチ沼ー秋保温泉ー内野林道(地道)-安達集落ー羽州街道四方峠ー(地道)-鎌倉温泉(泊)
走行距離:55km 標高差:600m
6月2日
鎌倉温泉ー遠刈田温泉ー(蔵王山麓)-長老湖-七ヶ宿街道関宿ー七ヶ宿ダム裏道-小坂峠ーJR藤田駅
走行距離:60km 標高差:800m
私たちはせっかくなので、もう一泊して中西さんおすすめのコースを走ることにしました。
6月3日
飯坂温泉ー茂庭ー摺上川ダム-稲子峠-湯原-干蒲-金山峠-楢下宿-上山温泉駅
走行距離:55km 標高差:800m
さてさて、どうなることやら。
2019.6.1 (Sat)
仙台駅に集まったのは17人。
久しぶりの大所帯となりました。
自転車を組み立て、まずは青葉城へと向かいます。
さて、大人数のためいきなり青葉城の散歩道を上り始めたところで数名がいないことに気づきました。
仕方ないので、探しに行くと、案の定、曲がらずにまっすぐ走っていました。
とりあえず本隊とは別ルートで青葉城を目指します。 この坂がきつい・・・
青葉城から、裏道を縫うようにして、愛子(あやし)を経て、月山湖/サイカチ沼へと行きます。
坂はきついですが、良い雰囲気の道です。
サイカチ沼に隣接する月山湖に到着し、湖畔でコンビニで買ってきたお昼を食べます。
今日はハードなコースなので、いつものようにランチに時間を割くことができません。
次に目指すのは、秋保(あきう)温泉。
秋保温泉までの坂が意外にきつかった。
そして、内野林道へと向かいます。
私の五万図では点線道ですが、実際は車が通れる道。
しかし、バラスが多く乗って行けません。
みな乗ったり押したりしながら峠を目指します。
峠か?と思うピークをいくつも越えてようやく本当の峠に到着しました。
何人かは安達の集落を見に行きました。
私は素直に川崎へと下りました。
さて、いよいよ本日最後の上りに
羽前街道の四方峠を目指します。
前回2011年に同じところを走りました。
その時は押して上りましたので、今回は休み休みでもよいので絶対に乗って行こうと決意しました。
途中毒清水という水場が・・ 毎度名前にひやっとします。
道は簡易舗装ながら、楽しく乗って行くことができます。
ようやく四方峠に到着です。
実は、峠の手前に左に入るダート道があり、これを行かないと四方峠の標識を見ることができません。
八年ぶりに来ましたが、木が大きくなり、草も生え、当時とはずいぶん雰囲気が違っていました。
2011年は地震の爪痕がまだ残っていました。
さて、いよいよ鎌倉温泉目指して下ります。
中西さんが行ったことない道を歩き始めます。チャレンジャーですねぇ。
まあ、方向があってるし何とかなるでしょう。
鎌倉温泉へはしばらくダートの下りが続きます。
途中十字路で、左手に舗装路が見える道を進みます。
これを間違えると宿に行くには大変な遠回りとなります。
分岐も間違えず、無事に鎌倉温泉に到着しました。
温泉に入り、おいしいご飯を食べ、その後は用意していただいた宴会場(?)で11時近くまで飲んだり雑談したり。
ときどき聞こえるカジカガエルの声を子守歌にみな早めに寝床に着きました。
2019.6.2 (San)
今日も快晴です。朝風呂に入り、8時に出発です。
宿から道に出る坂はつらいです・・
しばらく走ると、まだ冠雪している蔵王を望むことができました。
この後も蔵王を見ながら走ることになります。
走り出したばかりですが、水神の泉「不労水」で小休止。
水を汲みなおします。
水質検査結果が張られているので安心して飲めます。
そして、ひたすら登って遠刈田(とうがった)温泉へ。
賑やかな温泉宿です。
この日は大道芸のお祭りとかで、まもなく道を通行止めにするそうで、その前に何とか通ることができました。
こけし橋を渡って、不忘(ふぼう)を目指します。
蔵王に励まされながらアップダウンのきつい道をペダルをこいでいきます。
蔵王山麓の道は上ったり下ったり。
途中、狸注意の標識をみて一気に力が抜けました。
どこかサンリオっぽい??
とにかくきついとしか言えない登り道でした。
なぜきついかというと、勾配もさることながら、登りが見えるとそれはほとんどが直線道。心が何度も折れそうになりました。
七ヶ宿の看板が見えたときは、本当に助かった!と思いました。
ピークで一休みします。
何人かは、先に行ってしまっています。
これは大人数のサイクリングでよくあるパターン。
先に行った人は放っておき、残りのメンバーで景色を眺めることに。
硯石という大きな石がありました。
アンテナのところまで行くと草原の雄大な景色を望むこともできました。
待ちに待った下りです。
長老湖まで一気に下ります。
途中、分岐があり注意が必要です。
長老湖からはハイキングコースを押して下ります。
階段もありましたが、担がずに押していくことができました。
そして、吊り橋を渡ります。
せせらぎの里で、中西さんが止まり、小屋の説明をしてくれました。
下に水路がありその水で小屋の中を冷やす天然の冷蔵庫だそうで、一家に一つ持っているとか。
「かばた」というそうです。
漬物などが置かれていました。
お昼ですが、予定していた関にあるお蕎麦屋さんはすでに売り切れ、その先のラーメン屋さんは8人しか入れなく、結局七ヶ宿の道の駅で食べることになりました。
何食べるか悩んだのですが、地元の温麺(うーめん)を食べることにしました。
温麺は久しぶりです。
食後は、七ヶ宿湖の南の道を走ります。
トンネルがいくつかあり、ライトがないと怖い思いをしす。
さて、いよいよ本日最後の峠、小坂峠を目指します。
坦々とした登りが続きます。
途中、上戸沢宿へ立ち寄りました。
日本の道100選に選ばれていたことを知りました。
小坂峠への道はさらに坦々と続きます。
気温は24度。この時期にしては暑いです。堪えます。
萬蔵稲荷神社が見えてきました。
たくさんの赤い鳥居があります。このあたりから勾配がさらにきつくなり、すでに体力が限界の私たちは、お詣りに行く気が起きませんでした。
そしてやっとの思いで峠に到着しました。
峠から眺める福島の市街に癒されました。
下っている最中に水場がありました。
弘法水というそうです。
ここから、旧道で小坂峠に登ることができます。
途中で、藤田駅に行くメンバーと別れ、4人は飯坂温泉を目指します。
裏道を探しながら、上り基調の道を進み飯坂温泉に到着。
熱めのお風呂に入り明日への精気を養うことができました。
2019.6.3 (Mon)
今日はのんびりと8時に朝ごはんを食べ、宿の主人と女将と色々と話してから、9時に出発。
駅前のコンビニで昼食を調達し、一路上山温泉を目指します。
昨晩は4人泊まったのですが、結局目指すのは二人だけでした。
今日も少しきつめの上り坂を坦々と上ります。
軽井沢の地名を見て、ちょっと心が和みました。
途中の橋から不思議な景色を見ることもできました。
「滑瀧」と呼ぶそうです。
そして、摺上川(すりかみかわ)ダムの手前のJAの売店「もにわ」で一休みしてダムへの直登の道を進みます。
きつくはないのですが、直線ののぼり坂は先が見えるだけに嫌いです。
ダムの少し手前にある、茂庭生活歴史館に立ち寄りました。
ダムにより3地区600名が立ち退いたそうです。
当時の写真が展示されていて、ダムができる前に来たかったと思いました。
さて、ダムを過ぎ走っていると猿の集団に出くわします。
そういえばあちらこちらに「猿に注意」の張り紙があったことを思い出しました。
子連れの猿が多く、怖かったです。
売店がありました。しかし、閉まってだいぶ経ったようでした。
やっていれば一休みできたのですが。
ダムを過ぎればアップダウンが続くものの快適に走って行けました。
またしても宮城県七ヶ宿に戻りました。
水場がありました。
頭から水を被りクールダウンできました。
そうこうするうちに稲子宿に到着です。
足軽の里だそうです。
聞けばここは限界集落だそうで、今は一世帯しか住んでいないそうです。
道の上のほうの畑を耕しているおじさんを見かけました。
ここで稲子峠へは右折します。
分岐してしばらくはきつい坂が続きます。
頑張って登り切ると、なんと下っていきます。もったいないです。
その後、登りになり、少しの頑張りで稲子峠に到着することができました。
12時半になっていたので、ランチとしました。
下ります。
次に目指すのは金子峠。
途中、湯原(ゆのはら)で飲み物でも調達しようと考えました。
酒屋さんがありましたが廃業。
小さな旅の駅という売店があって立ち寄りました。
いくつかのお土産を売っていました。
「シロ」という犬が店の前にいて、とても人懐こく、いい味出していました。
さて、追分で北に折れ金山峠を目指します。
事前に地図を見ていて覚悟していましたが、干蒲(ひかば)まで直線ののぼりがおよそ4km続きます。
めげそうになりながらも頑張って登ります。
そうしてやっとのことで干蒲の文字が見えました。
干蒲の家は、窓の外に板が渡してあります。
よく見ると取り外し可能なので、積雪対策ではないでしょうか。
またどの家も道端に洗い場を持っていました。
少し先を行くと、旧道との分岐がありました。
どちらに行くか悩んだのですが、入口のバラスがあまりにも深いので、舗装路を選んでしまいました。
ほどなくすると、鏡清水がありました。
道から少し下ったところにあったので自転車を置いて、見に行きます。
ひしゃくがあったので、頭から水を被りました。
冷たくて気持ちよかった!
鏡清水から見えているコーナーを曲がると、金山峠に到着です。
ここからいよいよ山形県に入ります。
峠にはお不動様が祀られていました。
休憩ののち下り始めます。
下ってすぐ、コーナーの番号が書かれていました。全部で34のコーナーがあるようです。
下りながらカーブの数を数えましたが、ふってないところもあるような気がしました。
楢下宿を過ぎたところにあるこんにゃく番所で少し休憩。
お茶を出してもらい試食しました。
ラフランスのこんにゃくゼリーがおいしく買ってしまいました。
そうこうしているうちに、上山に入ります。
マンホールが気になります。
あとは下り基調で、駅に向かいます。
3時過ぎに到着。
3時56分のつばさに乗って帰りました。
気温も高く、なかなかタフな3日間でしたが、なんとか走り切ることができ、ほっとしました。
惜しむらくは上山温泉でお風呂に入ってから帰りたかったです。