真夏のサイクリング。
なるべく下りがメインとなるような企画を考えました。
野辺山駅をスタートし、信州峠を上り、増冨ラジウム温泉泊
翌日は木賊峠を越えて甲府へ下ります。
一日目
満員のあずさを降り、小淵沢で小海線に乗り換えるも、小海線もかなりの乗車率。
やっとのことで、野辺山駅に到着すると、前泊した伊東さんが待っていました。
早速自転車を組み立てて、近所のコンビニで2日分の昼食を買います。
川上の信州峠との分岐までは気持ちよく下りますが、車やトラクターが走り、砂ぼこりを舞い上げていきます。
目に入り涙が出ます。
そして信州峠への道に入りいよいよ登りが始まります。
しばらく行くとまっすぐ続く登り坂が見え、心が少し砕けます。
キャベツとそばの花を見ながら上ります。
信州峠に到着します。
初めて来たのが今から45年ぐらい前。砂利道でしたが、立派な道になっています。
レーサーの一団が上ってきました。
峠でお昼をたべ、下ります。
少し下ったところで、展望が開けます。
さらに下り、黒森に近づくと、瑞垣山が見えてきます。
黒森鉱泉に泊まったことがあります。真っ黒のなお湯にびっくりさせられました。
ずいぶん昔に、閉鎖されたと聞きます。
看板は残っていました。
塩川ダムまで下り、ソフトクリームを食べてから、増冨に登りなおします。
車は通行止めの道を走り増冨ラジウム温泉に到着しました。
今日の宿はもう少し上にあります。
栃尾又温泉に泊まってからというもの、ラジウム温泉はぬるいというイメージがあります。
ここのお風呂は、沸かしているとはいえ、30度ぐらいしかなく、プールに入っているような感じです。
水風呂好きの私にはとてもうれしかったですが、他のメンバーには不評でした。
宿は夕食を作っていないというので、近所の食堂へ。
食堂も6時に閉まるということで、大忙し。最も事前に行っておけば7時ごろまでは開けてくれるそうです。
食堂の売店でワインを買い、部屋に戻り2次会をしました。11時には就寝しました。
1993年3月に黒森鉱泉一泊ランの時の写真です。
当時はまだ塩川ダムが建設中でした。
二日目
朝6時半に、宿のおばあさんにお風呂入ってよいよと声を掛けられ、目を覚まします。
他のメンバーは入らないというので、一人で楽しんでから、朝食です。
いかにも旅館の朝食というメニューでした。
味噌汁がおいしかったです。
木賊を目指して上ります。
去年も走りましたが、分岐まではきつくないと思っていましたが、意外ときつい勾配が続きました。
分岐を過ぎると、勾配はきつくなり、道も簡易舗装になり走りにくくなります。
なんとか押さずに、しかし、休み休み上ります。
木賊平に来ると随分と傾斜が緩くなります。
携帯電話通話エリアの看板がありました。が、auもソフトバンクもダメでした。
やっとのことで木賊峠に到着しました。
いつものビュースポットには、タープを張って占拠している家族がいます。
かなり気を害しました。
しかし、富士山は頭の先しか見えないので、なんとか我慢できましたが、いつもの場所で写真が取れなくてがっかりです。
さて、富士山も見えないし、食事の場所も占拠されているので、木賊峠での昼食はあきらめ下ることにしました。
乙女高原へ行く案もありましたが、さらに500mは上らなければならないのと、帰りの電車が混むと思われるので、早めに下ることにし、観音峠経由で甲府を目指します。
半そででは風が冷たく、ウインドブレーカーを着る仲間もいます。
観音峠の手前で、広いところがありここで昼食にしました。
昼食をしていると、数十台ものジムニーが通っていきました。
食事を終え、下ると、観音峠の看板がありました。
初めて来たときはわからずに通り過ぎてしまったのですが、これだけ大きな看板があれば通り過ぎることはありません。
下っていくと12%の標識があります。きつい下りが続くわけです。
国蝶のオオムラサキが道にいました!
久しぶりに見ることができました。
さらに下っていくと、気温が上がっていくのがわかります。
風がさわやかなものから熱風にと変わっていきます。
道の温度計は31度。甲府に下ると33度はあるでしょう。
暑さにいじめながらも甲府駅に到着しました。
自転車を袋に入れ、切符を買い、駅前の小作でビールで乾杯。
かいじに乗ってワインを飲んでいたら、いつの間にか皆寝てしまっていました。