2021.11.06-07 ACF諏訪湖集中ラン
ACFとしては、多分初めての諏訪湖集中ランです。
1日目
朝8時に宿につき、車から自転車を下していると、前泊していた幹事さんが現れ、車から自転車を下しだしました。
少し話をして別々の方向に走り始めます。
私は、最後にいつ行ったか分からない(多分学生時代)杖突峠を目指しますが、車道は車が多いので、高部から実線道を攻めるつもりです。
まずは諏訪湖のサイクリングロードで上川まで走ります。諏訪湖はところどころ紅葉しています。

上川まで来たら、川沿いに高部を目指します。持ってきた地図にはない、新しい道ができていて道に迷い迷いしながら走ります。
何とか、高部に到着し、下馬沢川沿いに上り始まます。
登り始めてすぐに、乞食塚があります。看板の文字はほとんど消えかかっていて判読できませんでした。かろうじて乞食塚ということが読み取れました。

さて、少し上がると状況が変わります。
道路が石だらけで、工事中のような状況です。通行止めの看板も先に見えます。

通りかかった車の運転手に聞いたら、つっけんどんに「杖突峠には行けない」と言われてしまいました。
仕方ないので、引き返し、車道を走ることにします。
やはり車道は車が多く、いやになってきたので、5万図に載っていた実線道に折れてみました。

気持ちよく登っていきます。

廃屋のようなところにおじさんがいて、話をしました。知り合いが住んでいたけど、亡くなってしまいそのあと廃屋のようになってしまったそうで、必要なものがあったので取りに来たそうです。
この道は、この先は行ったことないけど、行けないと思うよと言われました。
とりあえず進んでいきます。

すると今度はキノコ採りのおじさんに出会います。
いろいろと話を聞かせてもらいました。
高部のことを話したら、今年の9月5日の大雨で数軒流され、まだ復旧工事中。大雨の数日後にユーチューバーが杖突峠側から入って身動き取れなくなって警察沙汰になったりして大騒ぎになったので、立ち入り禁止になっているとのこと。それで、つっけんどんな返事だったんだと合点がいきました。
おじさんに5万図を見せたら、この地図は間違っている。この先は行けないと言われました。
もしかしたら行けるかもという道を教わり行ってみましたが、沢から先に道がなく、ここで断念して、戻ることにしました。
※後日、WEBの国土地理院の2.5万図で確認したところ、おじさんの言う通り5万図は間違っていて道はつながっていませんでした。

仕方なく、車道まで引き返し、車道を登っていきます。
結構きついうえに、車やバイクがひっきりなしに通るのでいやになります。

高度を稼ぐと、見晴らしの良いところがあり、写真休憩をとれるようになりました。

峠の茶屋を過ぎると、高部からの道があります。通行止めになっています。

看板には、警戒区域に設定し立ち入り禁止。調査や取材で立ち入る場合は災害対策本部の許可を得るようにとあります。
無理にこの道を来なくてよかったです。

ようやく峠に到着。ソーラーパネルがあったり、駐車場があったりと昔の面影は全くありません。

峠にはあずま屋があったのでここでお昼にします。

バーナー出して、食事の準備をしていると、ワンボックスカーがいきなりあずま屋に横付けしてきます。
しかも、車は入ってはいけないところです。なんの挨拶もなく、女の人と二人でBBQを始めます。
興ざめして、早々に立ち去りました。
千代田湖を目指します。最後に来たときは、砂利道でしたが舗装路になっています。

ゴルフ場の向かい側に小飼峠の看板を発見。

看板には、ゴルフ場開発のため、昔道はなくなったと書かれてありました。

しばらく行くと、鏡湖方面に降りる坂室林道の入り口がありました。

どこで降りるかを決めていませんでしたが、看板に通行注意と書かれていましたので、逆に行けることが分かりこの道で下ることにしました。
キノコ採りのおじさんにあちこち崩れていて通行止めになっているよと脅されたのもここで下る気になった一因です。

気持ち良いダート道を快調に下っていきます。が、突然10cm幅の排水溝が現れます。
なるべく直角になるように気を使わなければなりません。

いくつあったかわからないほど数多くの排水溝を越え、ようやく舗装路になりました。
しかし、枝葉がたくさん落ちていて、枝を巻き込まないように気を使いながら下ります。
鏡湖に到着。釣りをしている人が見えます。

その後は、茅野を経て、宿へと向かいました。
宿で温泉につかり、幹事さん行きつけのお蕎麦屋さんで夕食をし、また宿に戻り、オーナー手作りのまくら木の小屋で2次会へと突入。
そのあとはよく覚えていません。
2日目
夕べは、久しぶりの集いだったので、つい飲みすぎてしまいました。
完全な二日酔い。酔いがさめるまでは車の運転は無理なので、酔いがさめるまで、そして、もう一つ、南米商会の薙野さんより、ぜひサイクリストマツザワの三谷さんを訪ねてきてほしいとのお願いもあり、諏訪湖を時計回りに一周して下諏訪のお店を目指すことにしました。
今回の宿はユーペンハウス。かつてはB&Bだったそうですが、おしゃれな建物のホステルで今回の参加者がみな気に入り、来年も来ようということで意見が一致。
中庭の陽だまりでコーヒーをいただいてから、スワイチに出発。


水門まで行くと、昭和9年頃水門を作るために使われた機関車が展示されていました。

下諏訪駅そばのサイクリストマツザワに立ち寄ります。
ちょうど三谷さんが店の前にいて声を掛けました。

結構大きなお店で、特にビアンキコーナーは充実していました。
また、ALPSスーパーエースがレストアに来ていました。
しばらく三谷さんと話して、お店を辞しました。
上諏訪から輪行して帰るという荒川さんにお付き合いして、上諏訪駅まで行き、駅前のお蕎麦屋さんでお昼を食べ別れました。
帰りは、旧甲州街道を走ることにしました。
旧甲州街道は、平坦かと思ったのですが、なんの、結構きついアップダウンが待っていました。
しかしながらそのおかげで、諏訪湖が眺望できたり、古い家屋もあったりと、収穫はありました。



目の前に動物が走っていきます。猫にしては? あの愛嬌ある顔は? そう、狸でした。こんな町中にいるとは。

調子に乗って走っていたら、気が付けば諏訪大社。
観光案内所で地図をもらおうとしたら、案内所のおじさんに声をかけられました。
来年立てる御柱の写真も見せてもらったりと、いろいろと教えてもらうことができました。

おじさんに教わった、甲州街道と中山道の合流地点で記念撮影をします。


すぐそばにある塩羊羹が気になったのでお土産に買いました。


その後は、来た道を引き返し、車に自転車積んで帰路につきました。
来年また来るのが楽しみです。