台風18号接近といういやなニュースを聞きながら、5:30にいわきの家を出る。
今日は車で天童駅に行き、そこから輪行で大石田駅まで行く。
本数が少ないので、天童8:56発新庄行きを捕まえたい。
いわきを出たときは曇りだったが、だんだん雨が降り出した。
天童駅前の駐車場(JR利用者は無料)にうまく車をおくことができた。
駅の待合室には、すでに今日のプランナーの中西さんが仙台から車で到着していた。
朝ごはんのそばを食べ、大石田駅へと向かう。
大石田駅でおり、自転車を組み立て、東京から新幹線で来る仲間を待つ。
仲間がそろい、11時ごろ出発。
走り出してまもなく、昼食になるため尾花沢で蕎麦屋を探す。
途中関取ののぼりが立つ中を走る。
巡業のときの名残か?
なかなか蕎麦屋が見つからない。
小降りだった雨も徐々に雨脚を強めてきた。
掃除機を持って歩いていたおばちゃんに蕎麦屋情報を聞く。
2軒教わったが、一軒目はしまっていた。
蕎麦屋では、皆は当然そばを頼んだが、私は、尾花沢牛煮込みラーメンに強く惹かれつい頼んでみた。
あっさりしたしょうゆ味。味は悪くない。
麺もあっさりしていたの。私としてはもう少し麺にパンチがほしかった。
蕎麦屋から出るとあめは本降りになっていた。
皆、雨の完全防備とし、今日の目的地背あぶり峠へと向かう。
途中徳良湖の湖岸の道は晴れてれば気持ちがよいだろう。
湖岸の尾花沢市の何とかセンターの軒下でしばしの休憩をとる。白鳥が2羽ほどいた。
ちょうど蕎麦が白い花を咲かせていた。
山形そばどころを実感する。
背あぶり峠が近づいてくると、なにやらモニュメントが見えてきた。
近づいてみると、雪でひしゃげた屋根であった。
背あぶり峠はちょうど工事が始まったところで、車両通行止めになっていた。
自転車の独壇場だ。
のんびりと上ったがあっという間に背あぶり峠に到着。峠には、みたび通行止めの柵。
皆で数えたが、上り下りあわせて7つの通行止め柵があった。
峠にて 雨宿りする場所はなかった。雨で眺望が利かないのが残念だった。
下りだしてまもなく、ビューポイントがあった。
この角度だと、棚田かどうか分かりにくい。
峠のくだりは意外と長かった。
下りきり、浮島のある湯沢溜池をめぐるルートにはいる。
ここの道も趣のあるよい道だった。
またバラ園の横を通る。
とても広大な面積のバラ園で、バラが満開だった。
ずぶぬれになりながら、東根温泉に到着。
親切にも、宴会場に自転車を置かせてくれた。
この後、明日の晴れを祈りつつ、宴会は続く。
夕方から雨は止んでいたが、朝起きると、また雨。
台風は福島方面を直撃とのことで、走ることを断念。
本来走るはずだったコースを車で行くことにした。
一面の花畑だった。
天童に戻り、そばを食べる。
創業140年の店のそばは、うどんのように太かった。
いわきまでは、台風のあとを追いかける格好だった。
いわきに着くと台風は去り、雨は止んでいた。
夜には、見事な月が出ていた。
台風には祟られたが、思い出の残るランにはなった。
チャンスがあれば走れなかったコースをぜひ走りたいものである。