mayさんの自転車日記

自転車ツーリングが好きです

2016.11.25-27 WFR 篠山ラン


恒例になった篠山ラン。
今回は、本体より1日早く入り、京都から走り始めることにしました。
コースは、伊丹在住のやんぼーさんに作ってもらいました。




初日 (2016.11.25)

前日の11月24日は、東京では観測史上初の大雪で、雪が数cm積もりましたが、朝起きると道路には雪はありません。最寄り駅まで自転車で走り、輪行します。


東京駅から「のぞみ」に乗り京都まで行きます。
車窓からは白い富士山が見えてきました。




さて、京都で山陰線に乗り換えます。
驚いたことに、多くのインバウンドの人。
山陰線は、朝の通勤列車並みの混雑。
乗れない人もいるほどでした。
ほとんどの人が、嵯峨嵐山で下車。 紅葉シーズンです。

私は、保津峡駅で降りました。
何十人かのハイカーも一緒に降りました。何組かのグループに分かれ歩き出します。




保津峡で自転車を組み立て、一路篠山を目指して走りだします。
保津峡の駅のトイレの水は飲料水ではないので、駅の自販機で水を買いました。


走り出してからは、ずっと上り坂が続きます。
ゆず畑が続く、水尾のゆずの里を通りました。




走り出して1時間ほどして、ようやく神明峠に到着。
ところが、峠というのは名ばかりで、これから先は、まだまだのぼりが続きます。




急に開けたところに出ました。
棚田がきれいに見えています。
にほんの里100選にも選ばれている、宕陰(とういん)の棚田だそうです。





宕陰でようやくピークを越え下りました。
少し下った、越畑で立派な民家があったので記念撮影。
また、まつばらという手打ちのお蕎麦屋さんもありました。




さらに下ると、神吉池というバス停にがありました。
地図では廻り田池になっていますが、すっかり干上がっていました。




しばらく走ると分岐が現れます。 標識に従い、西へと折れます。
ここから紅葉峠へののぼりが始まります。




名前の通り、ところどころきれいな紅葉が現れます。
のぼりはさほどきつくはなかったのですが、峠は展望もききません。
少しがっかりしましたが、展望台という案内板がありました。
展望を信じて、下ります。




突然東屋が現れます。これが展望台でした。




展望台で亀岡市を眺望しながらの昼食としました。
時計を見ると1時少し前になっていました。




昼食を終え、少しのんびりしてから下りました。
下りきると、新しい道ができていて、少し道に迷いました。
持って行った地図が平成4年では仕方ないですね。
何とか園部までたどり着くと、コンビニもあり食料と飲み物の補給ができました。


次なる峠は、中山峠。短いのですが、ちょっときつかった。
紅葉峠を1時半に出発して、到着したのが3時前でした。




中山峠を下っていると、畑に変わったものが見えます。
虎でしょうか?
ちょっと不気味でした。




陽が落ちる前に宿に着きたいので、先を急ぎます。
いよいよ兵庫県との県境の峠を越えます。
残念ながら峠の名前があるかどうかは不明です。
この峠を越えると、やっと、篠山です。




篠山に入ると、目につくのが柵。
どの畑も動物除けの対策がなされています。




あとは宿まで一直線。
本来なら裏道を行くのですが、日没との闘い。
最短距離の国道を篠山城址を目指してひた走りします。
だいぶ陽が落ちてきました。




やっと旧市街に入ります。春にも来ましたが、なんだか懐かしい気がしました。




篠山城址に到着しました。 宿はこのすぐそば。
陽が落ちる前の5時前に到着できてほっとしました。




一日目のコースです。







二日目 (2016.11.26)



朝起きると、外は真っ白。
天気予報は晴れですが、何も見えません。
今日は20km先の草山温泉に10時集合。
峠も越えなければなりません。




立派な門構え。実はこれが宿です。
8時に出発して、集合場所を目指します。




霧で100m先がよく見えません。
地図を見ながら走るのですが、市街地は地図にない小さな道と新しい道で道に迷い、タイムロスしてしまいました。




市街を抜け栗柄(くりから)へと向かいます。
途中、ようやく日がさしてきました。
走り出してからとにかく寒く、手袋を何枚も重ねたりしたのですが、鼻水が止まりませんでした。





栗柄に到着。 今日は素直に鼓峠を越えます。
メインの通りですが、車はさほど多くなく助かりました。




峠に到着。
防寒の対策をして下りに臨みます。
思ったより長い下りでした。




長い下りを一気に下り、待ち合わせ場所の草間温泉に到着。
待ち合わせ時間より20分以上早く到着できました。
宿の人と話したり、近所を散歩したりして時間をつぶします。




予定の10時に、本体が到着。
まずは自転車を組み立てます。




今日のコースは、三春峠〜栗柄峠〜鼓峠の周回コースでしたが、走り出してすぐ予定を変更。
東に折れ、三国峠へと向かいます。
三国峠ののぼりで、橋本さんがペダルが外れるというアクシデント。
ちゃんとペダルを締めていなかったようです。
私も経験したことがあるのですが、ペダルが外れると転倒します。
橋本さんは大したこともなかったので一安心。




三国峠を下り、いきなり山陰古道の細野峠へとハンドルを切りました。




実は、道に入ってすぐ右の坂を上らないといけないのですが、まっすぐ行ってしまいました。
道がなくなり引き返すことに。
引き返して来たら、看板が見えました。ちょっと気が付かないですね。
というより、地図をちゃんと見ていれば、右の道を進むことぐらいわかるのですが、うかつでした。




野峠への道は石畳が続きます。
これは最近に作られたもののようです。




峠の手前に、晒場なる恐ろしい石碑が見えてきました。
1860年11月13日に大身村の百姓が中心になって興した一揆委のが細野峠に集結。
16日には集結し、首謀者の首がここに3日間晒されたという説明がありました。




峠は暗く見晴らしも効かないので一休みして下り始めました。
観音堂の跡を過ぎると観音清水という湧水がありました。
水を補給します。




その先すぐに開けたところがありました。
ここでランチタイム。
井川さんが緋毛氈を広げ始めました。




お昼を食べ、東回りで宿に戻ることにしました。
途中、仲蔵でちょっと道に迷いました。
ラクターに乗っていたおじさんが、親切にも道を教えてくれました。




北山への道は、乗れますがマニアな道でした。




ピークに到着。
井川さんが、緋毛氈を広げて、やおら点前を始めました。




一服し、鎌谷へと向かいました。
鎌谷奥で、ちょっとひとやすみの看板。
またしても、休憩。
今度はコーヒータイムとなりました。


ここから宿は目と鼻の先です。




宿に着き、温泉に浸かり、いよいよ晩御飯。
今日は名物ぼたん鍋です。




明日の天気予報は、曇り時々雨から雨時々曇りになっています。
明日の行動は起きてから考えることにしました。



二日目のコース。







二日目 (2016.11.26)



夜から雨は降りだし、やみそうにありません。
年寄二人は走る気満々。
私は3日目なので、走らなくてもと思い、地元の橋本さんと年寄二人のサポートに回りました。


お昼は、いつもの「くげ」でおそばにしました。




「くげ」には手作りのサイクルハンガーがあります。




そのあとは、三島さんでおしゃべりをして、早めに帰る年寄二人を見送り、自転車を片付け・・



来年春もまた走りに来ます。