今年も、大久保さんの幹事でACFの新年会が日野出屋さんで開催されます。
毎年楽しみです。
今年は懐かしい黒野田林道へ行こうと考え、笹子駅から黒野田林道、道坂峠を越えて道志へ向かうルートとしました。
すりばち荘で一緒した櫻井さん、新倉さんをお誘いしました。
直前に荒川さんから甲府〜右左口(うばぐち)峠〜山伏峠にお誘いいただいたのですが、距離と標高差にあまり自身がなかったので、日野出屋でお会いするにしました。
今にして思えば、荒川さんのプランに乗ったほうが良かったかもしれません。
3時には温泉に入りたいと思い、少し早いですが9時に笹子駅集合としました。
9時半には走り始めることが出来ました。
いつも思うのですが、笹子駅から笹子トンネルに向かう坂はきつすぎます。
走りだしてすぐに嫌になってしまいます。
20号を左に折れ、黒野田林道に入ります。
心配していた雪もなくほっとしました。
水力発電所まで勾配は結構きついです。
今回はスポルティーフで参加。
もっと小さいインナーが欲しいと思いながら押し上げていました。
多分リニアの延長工事と思われる工事現場を2ヶ所ほど目にし、水力発電所を通り過ぎるとまもなく通行止め。
これから自転車天国、ということでがんばろうという気になります。
徐々に道の両脇の積雪が目につくようになります。
自然の作った彫刻。
思わず微笑んでしまいます。
ようやくスポルティーフのギヤ比でも乗っていける等高線沿いになりました。
他の二人はどんどん先に進んでいきます。
日陰に入るといきなり真っ白。
この先を暗示しています。
このあたりから雪と氷で乗ることが難しくなります。
雪の中の押し歩き。
数少ない楽しみは何といっても、雪に残る獣のあしあと。
これはなんでしょう?
たぶん・・
今まで履いていたSPDシューズを脱ぎ、ザックから取り出した
トレッキングシューズに履き替えました。
大きなザックの理由が分かりました。
この先延々と続く雪道。
新倉君はシューズのお陰でガンガン歩いて行きます。
かく言う私。懐かしのザンバラン・フジヤマ。さかいやスポーツオリジナルです。
1984年に買ったもので、履きなれたはずなのですが、今回の押し歩きでなんと靴擦れができてしまいました。
結局二日間靴擦れに悩まされてしまうことになります。
いかに難儀か・・
自転車がズッポリ埋まるこの写真で伝わるdeshoukわかるでしょうか。
約20cm以上は雪が積もっていました。
全く自転車にのることができません。
無理に誘った、櫻井くん。
ここまで、どんな急坂も押さずにきたのに、
いよいよパワーが尽きたか。
気をつけていたのですが、尖った石にサイドをきられてしまいました。
最後にパンクしたのがいつか覚えていないので、多分20年以上ぶり??
私のカメラで櫻井くんが撮影。20分のタイムロス。
パンク現場から、また雪を押し歩き、ようやく昼食会場に到着。
ここは何度来ても景色で癒されます。
富士山はあいにく、8合目ぐらいまでしか、しかもうっすらとしか見えませんでした。
到着は1時半。 予定では11時半には着くつもりでしたが雪のためにかなり遅れました。
後は雪はないはず、とのんびり昼食を。
櫻井さんの奥様の手作りおにぎり、申し訳ないのですが、無理やり鍋に入れてもらいました。
これが、のり味が効いた絶妙な雑炊が出来ました。
気がつけば1時間ほどのんびりしていたことになります。
楽しみにしていた下り。
何のことはなく、雪道。
乗ったり、おしたりの連続です。
目的地の道志温泉にはもうひと登りがあるので、気ばかり焦ります。
道坂隧道には600m弱の上りが待っています。
道志温泉には、18時近くなりそうです。
車で来ている大久保さんに電話したら「もう飲んじゃったので後は自力で頑張って」
・・・
つれないですが、了解です。自分の蒔いた種ですから。
気合を入れ直し、道坂へ。
しかし、昔は楽に登っていたはずが、なんでこんなにつらいの。
峠にやっとの思いで到着したのは、17時半近く。
しかも、雪が舞い出しました。
なんとか、宿についたのは、18時少し前。
かろうじて明るいうちに到着。
早い人は14:30には着きすっかり出来上がっていました。
丁度風呂に行く荒川さんに会いました。
10分ほど前に到着とか。
右左口峠はほとんど雪がなく、楽しめたとのこと。
すぐに温泉にはいり、18:30の宴会に何とか間に合いました。
炉端では、ACFスペシャルメニューの準備が。
かれこれ30年以上毎年通っているACFならではのお楽しみです。
こうして、12時頃まで歓談&乾杯・・が続きました。
7時に起きて、温泉に浸かり、8時に朝食。
朝食は、いつもの朴葉味噌。
これを食べたがために来る人がたくさんいます。
私もです。ついついおかわりしてしまいます。
朝から食べ過ぎですが、走らないと帰れません。
それぞれ準備をして、予定のコースへ三々五々解散。
私はいつもの厳道峠へ。
9時過ぎには出発。
今回は、急坂の方から登ることにしました。
入り口からとにかくきつい。
インナー33Tで来たのは失敗でした。
おいちゃんは、日頃から鍛錬しており、60歳半ばというのに体力が全く違います。
梅林には小さな蕾がありました。もうすぐ春ですね。
そういえば、ここを何度も通ったのですが、一度も梅の花を見たことがありません。
きっと綺麗な梅の花が咲くことでしょう。
この先、ますます坂はきつくなります。
まだダートだった頃、萩原慎一さんと一緒に登ったのですがこんなにきつかったかな?
と思ってしまいました。
この写真で、いかに急坂か分かりますね。
実は峠の直下はもっとのきついです。
まもなく峠というところに「上り勾配あり」の看板。
今までずうっと上りだったのに、今更、という感があります。
厳道峠そのものは景色は望めませんが、少し下の南側。
富士山がとってもよく見えました。
ここで、昼食にします。
実はこの時10:30。
お腹は、空いていないです。
とはいえ、富士山をみながら、お茶を沸かしたりしているうちにお腹もすき持ってきた食材を全て食べ終わる頃にはすでに3時間が経過。
会話で盛り上がりました。
これを見越してか、仙台に戻らなければならないおいちゃんは、どらやきをひとつ食べるとさっさと下って行きました。
さて下ろうとしたら、安寺沢から登ってくる人がいました。
登ってきた自転車を見るとフロントシングル、内装ハブ。
聞けばインターエイト。かなりこだわりの人のようです。
そのあと更に30分ほど話が続きます。
昨日の悪夢再び?
例年は峠直下で少し残っている程度の雪、今年はかなり深く乗って下れません。
ようやく雪もなくなり秋川まで楽しい下り。
その後、新秋川トンネルを越え、天神隧道へ。
天神隧道の下に、新天神隧道ができています。
しかしまだ工事中。写真をとっていたおじさんによると2/22開通とか。
歩くと10分ほどで行ける、途中がへの字になっている、云々。
おじさん、入っちゃいけないよ、というけど、本当は行ったことあるのでしょ?
このあとは一気に上野原駅に。
自転車を袋に詰め、駅前の一福食堂で反省会。
あっという間に2時間が過ぎました。
今回のメンバーは最高です。話していると時間のたつのを忘れてしまいます。
また、このメンバーで走りに行きたいものです。
萩原慎一さんと。 1993年1月厳道峠の上りにて。