mayさんの自転車日記

自転車ツーリングが好きです

2011年ACF忘年会 2011.11.19-20

今年もACFの忘年会が上野村野栗沢温泉のすりばち荘で開催されました。
1週間ほど前から天気が気になります。
天気予報では土曜日は午後から小雨、日曜は曇りだったのが、当日に近づくにつれて土曜は雨、日曜は晴れへと変わってきます。前回のWFRの秋の集中に引き続き雨のサイクリングの予感です。
雨具、濡れた時の着替え等荷物が増えます。お陰でザックはパンパンになってしまいました。

天気予報がずれることを信じて早々に寝ました。




一日目



朝起きると、やはり雨。
雨具を着て最寄り駅まで走り、輪行して東京駅へ。東京駅であさまに乗り込みます。
小田急線が止まっていると連絡のあった櫻井さんも滑り込みセーフ。今回が初めてのツーリングの新倉さんと3人揃って佐久平まで行き、小海線に乗り換えます。




十石峠の最寄り駅は海瀬ですが、あいにくと中込止まり。
海瀬までの10km弱を走ることにします。
中込駅は意外と大きく、ひさしもあり3人ともゆったりと自転車を組むことが出来ました。
無人駅の海瀬では窮屈かと思うと正解だったかもしれません。
一時は止みそうだった雨も走りだす頃には本降りに。
走りだしてすぐ、スーパーマツヤがあり、昼食の買い出しをします。




一本後の新幹線で来た荒川さんより連絡が入り、海瀬の駅で待ち合わせることにしました。
荒川さんは買い出しもする必要はないとのことで、自転車が組み上がるときにちょうど海瀬駅に到着する計算になります。

ほぼ予定通りに海瀬駅に到着し、荒川さんと合流できました。




海瀬を走り出したら、車で参加の大久保さんから連絡がありすでに十石への道に入ったとのこと。
待っていてもらうことにしました。
大久保さんと落ちあい、荷物を預け空身で走り出します。
途中川久保から旧道を走りました。
古谷ダムで小休止。




走っていると大きな蜂の巣が目に入りました。
スズメバチの蜂の巣ではないでしょうか。
雨のお陰で、蜂が飛んでいなくてよかったです。




海瀬駅を走りだし、約2時間半程で十国峠に到着しました。
しばらく来ていなかったので、峠に展望塔ができていたのは知りませんでした。
走っているときはあまり寒くはなかったのですが、峠に着くと風もあり寒くなりました。
塔の中で食事をすることにしました。




塔さまさまで、風よけにもなり暖かく昼食を作ることが出来ました。
食事中に、家族連れが来るまで来て、8才ぐらいの男の子が塔に入ろうとして、我々を見つけて固まっていたのが可愛かったです。1時間ほど食事をして、早く温泉に入りたいということで皆の意見が一致。走り出すことにします。




濃い霧の中、恐る恐る走り出します。
峠からは一旦下り、もう一度コブを登らないといけません。
その後暫く行くと、行き止まりの看板があります。





強行突破を考えなくもなかったのですが、雨が降っていることと、この写真を見せられては強行突破は諦めることにし、右に折れ林道を行くことにします。
この道は以前も走ったことがあるのですが、勾配も急でこのような悪天候下ではあまり走りたくないのですが、仕方ありません。





急坂を下っているので、ブレーキを酷使しています。
ブレーキシューがどんどん減っていくのが怖い・・




やっとの思いで宿に到着。
何もかもびしょ濡れ。
靴の選択を誤ったので、靴の中までもぐっしょり。
薪ストーブの脇に靴を置かせてもらいました。




ビールを少し飲んでから、温泉へ。
すっかりくつろぎ乾いた服に着替え、またビールで喉を潤しているうちに夕食の時間に。
ここの自慢は鮎。塩がついていないのに、しっかり味付けされています。しかも頭も骨も全て食べられます。
場所をロビーのストーブの周りに移して11時過ぎまで飲んだり歓談したり。
しかし、限界で寝ることにしました。
ちなみにこの日は、Hawksが日本シリーズで優勝を決めました。





二日目




7時前に目を覚まし朝風呂浴びて空を見上げますが、薄曇りです。
天気予報は晴れなのに、とちょっと恨めしい・・

参加者全員で記念撮影をして、走り出します。
昨日一緒に走った4人で、矢久峠を越え、秩父を目指すことにしました。




走りだすとまもなく日が差してきました。
軒に吊るされた柿が、秋を強調しています。
大好きな光景です。




神ヶ原に酒屋があったので、ここで今日の食材を補給し、相原まで下り、いよいよ矢久峠の上りになります。
分岐からいきなりきつくなります。上りに備えてセーターを脱いでいると、おばあさんが声をかけてきます。少し話していますが「この先はずっと坂なのに行くのか?」と聞かれ答えに窮してしまいました。
ずっときついので、飲み過ぎの身には辛く、押し歩いてしまいました。




やっと矢久峠に到着。
まだ少し昼食には早いので、土坂峠に縦走しどこか景色の良い所で昼食をとることにしました。
アップダウンを繰り返しながら土坂峠に向かいます。

途中、伐採しているところを過ぎた瞬間、「プシュー」
バーストです。メンテナンスしたばかりの荒川さんのスポルティーフ、タイヤも新しいので理由がよくわかりませんが良くタイヤを見たらサイドが切れています。何かで切ったようです。
たまたま櫻井さんがアルミ缶を切って作ったタイヤ補強を持っていたので、これをタイヤの裏に当て事無きを得ました。




今年は、紅葉が遅かったので、かなり綺麗に紅葉が見れました。
幸せでした。





日があたって道が広くなっているところで、昼食としました。
昨日の鍋のうどんが余っていたのでそれを使って調理。
と言っても調味料が無いので、ソーセージと炒めたり、酒屋で買出しした時にあったおでんの素スープうどんにしたりして食べましたが、意外と美味しかったです。





土坂峠まで無事に到着。
そこからは、秩父に向けて走ります。
アップダウンが最後に控えており、いつも泣かされます。

秩父駅が近づくと武甲山が目に飛び込んできました。
しばらく見なかったうちに、また一段と小さくなったようです。
そのうちなくなってしまう運命の山は、物悲しさも醸し出しています。




無事、秩父駅に到着し、袋詰めしているとこの時間からMTBを組み、テントを積んで走ろうとしている人がいました。
荒川さんが声をかけて話していました。あとで聞くと根岸さんという人で、これから中津川のどこかでテントを張る予定とか。奥の深い人のようでした。

その後駅前の蕎麦屋さんへ。
最後には、一升瓶ワインが出てきて、しかも原価で提供してくれました。
隣では、創立50年とか言う山歩きの会のメンバーが盛り上がっています。

我々は残った一升瓶ワインを持ってレッドアローへ。


こうして、想い出たっぷりの忘年会が終わりました。
初ツーリングの新倉さんも楽しんでもらえてよかったです。
初日の雨の時はどうしようかと思いましたが、結果オーライ。

来年も楽しみです。