mayさんの自転車日記

自転車ツーリングが好きです

いわきデビュー 〜長沢峠&夏井川渓谷〜 2012.01.09.

今年からいわきの住人になりました。
引越しの方も一段落し、持ってきていたバイクフライデーでツーリング。
地図を眺めていたら、国道49号線の旧道が目につき、長沢峠を目指すことにしました。

天気予報では、曇。夕方近くになって晴れるということで曇り空も気にせず走り始めました。
東京にいた時と違って輪行しないでもすぐにサイクルフィールド。
8時半に走り出しました。






新居は競輪場の坂を登ったところにあります。
競輪場の横の坂を降りて、国道49号線を目指します。






常磐道をのいわき中央ICの横を上がっていくと屋敷前とか源平野地という地名があり、ちょっと覗いて見ることに。上りが結構険しく、早速押してしまいました。
源平野地で、ブレーキの調子を直していると、洗濯を干していたおばさんと挨拶。
少し会話を楽しんでから走り始めました。
しばらくはアップダウンに苦しみながら49号の南側の道を進みます。





49号に戻りコンビニで一息付き、大利前から成沢を通る旧道へ。
これがまたアップダウンの連続で意外ときつかった。
狩猟の軽トラを横目で見ながら登っていると、立入禁止の看板の前に佇む猫。
逃げようともせず、私を睨んでいます。





49号線に戻り走っていると、訳のわからない看板が目につきました。
何を言いたいのか、今でもわからず。
パーからグーまで??





峠平という、なんだか嬉しい地名のところで再び旧道に戻り、ゆるい上り坂を川沿いに登って行きます。新道はいつの間にか、旧道のかなり上の方を走っています。
新道の橋桁の所で、雨降山線という林道がありました。嫌な名前。
地図を見ると「あめふり」ではなく「テンキチョウ」と読むらしいです。




もう一度、新道の橋の下をくぐるといよいよ峠が近づきます。
雰囲気も峠道の雰囲気になってきました。





峠が近づいたところにお地蔵様が佇んでいました。
雪も残っており、凍えているので、誰かがマフラーと帽子をかけてあげていました。
結構お似合いですね。





お地蔵様の直ぐ側には、水神様が祀られていました。
美味しそうな水も流れていました。




峠の手前200m程が舗装されていませんでした。
坂も急で押して歩いても辛かった・・
峠には朽ちかけた国道の標識が残されていました。
旧道だということが嫌でも分かります。
この時、昼前。 寄り道したので、思ったより時間が掛かっていました。
お昼を食べられそうなところを探すために少し、下り出します。





下り出したら、なんと雪が舞い出しました。
お昼を作るどころではありません。
気温もどんどん下がってきました。

そんな時、上三坂で何も無いところにそばののれんが目につき、何も考えずに飛び込みました。




寒いので温かいものを食べようと思ったのですが、お薦めがえごまだれのそば。しかも冷たいのという。何を頼むか色々悩んだのですが、結局ミオニ天丼とのセット950円を頼みました。
お店は若夫婦がやっていましたが、座敷はあみちゃんの子供部屋のようになっていました。




お腹いっぱいになり、夏井を目指して走り出します。
すぐに小野村に入りました。
小野とは小野小町の村だったのですね、とこの看板を見て初めて知りました。
美女伝説の言葉にうきうきしながら走りましたが、あまりの寒さに人っ子ひとりおらず。
美女はどこへ?
道は軽いアップダウンはあるものの軽く走っていけました。





夏井の千本桜の横をかすめ、磐越東線の線路を渡り、ようやく進路を自宅方向に向けることが出来ました。
雪は徐々に激しくなってきます。
ここからは、磐越東線と夏井川と並行して走ります。いわきまで約40km。




雪と寒さのためにただただ早く家に戻り熱い風呂に入りたい、と心のなかで唱えていたため、折角の渓谷美をあまり楽しむことはできませんでした。
それでもところどころ止まっては写真を取ったりしながら、いわきを目指します。



[
いわき市に入る頃には、寒さも随分と和らぎましたが、雪が雨に変わり泥よけがないためにびしょ濡れになってしまいました。
それでも、「草野心平生家」の看板につい寄り道をしてしまいました。



ほとんど休憩らしい休憩もせず、必死に走ってきたので、家の横の坂を登るとき足がつりそうになったりしましたが、なんとか15:30に家に到着。
すぐに風呂を沸かし、飛び込んだのは言うまでもありません。


こうしていわきで初めてのかなりタフなツーリングを無事に終えることが出来ました。
夏井川渓谷は、高校生以来でしたが記憶に残る景色はなかったです。
あの時もキャンピングフル装備&ダートで走るのに必死だったからだと思います。

今度は、気候が良くなったらのんびりと走りたいと思います。

以下が今回のコースです。