ドイツ駐在時代に知り合い、茨木に帰任した江口さんと北摂ポタリング。
江口さんの通勤自転車をお借りして走りました。
江口さんは、なんと、３速のブロンプトン。
実はこの日は江口さんの誕生日。
さて、どんなバースデーランになるでしょうか。
江口さんのお宅に荷物を置かせてもらい、早速走り始めます。
最初はポタリングらしく、安威川沿いをのんびりと北に向かって走ります。
名神にぶつかってから、今度は芥川沿いに行くつもりでしたが、
持っていった地図が昭和４７年の５万図。
だいぶ変わっていて、住宅地に迷い込みしばらく悪戦苦闘。
それでも何とか摂津峡入り口にたどり着きました。
松が丘の市街地はとてもきついのぼり。
なんとか登りきり、再び芥川と合流し、のんびりと走ります。
しかし、日陰もなく、直射日光が容赦なく責めつけます。
途中、買い物自転車に乗っている爺さんを追い抜き、道端に
小さな滝のある木陰を見つけて休憩しました。
走りだしてから２時間ほどたっており、お腹がすきます。
休憩を終えて走りだすと、いつの間にか前を爺さんが走っています。
必至に追いつき、爺さんに声を掛けました。
「爺さん、どこに行くの？」と私。
「ちょっと散歩」と爺さん
「・・・・」私
「頑張ってね」私
「おおきに」爺さん
で、結局爺さんはどこまで走って行ったのでしょうか。
採石場までは、ダンプも走り、埃っぽく非常にきつかったのですが
採石場を過ぎたら比較的のんびりと走れました。
しかし暑い！
自動販売機を見つけ休憩。
自動販売機の横の無人の売店。
「竹筒にお金入れればお客さん、入れなきゃ泥棒 ご用ご用」
比較的緩やかなのぼりを登って行きます。
やっとの思いで堅田温泉に。
ここまでは、ドライブインもコンビニもなく、空腹を我慢しながら
（もちろん非常食は持っていましたが）走って来ました。
やっと食事にありつけます。
最初に入ったところはＢＢＱのみ。暑くてできないと、出てきて
冷やしうどんを食しました。
その横では、あまり雰囲気のよろしくない、取ってつけたような
場所で流しそうめんをやっていました。おいしいのかねえ？？
一息ついたら、また、走ります。
田能の分岐で、西へ折れます。
ここからもうひとのぼりです。
のどかな道で棚田が目につきます。
芋掘りの看板もありました。
きた道を振り返ってみました。
大阪とは思えない、のどかな光景が広がっています。
一旦、下ります。このあたりは、京都府と大阪府の境を行ったり来たり。
気持よく下りきると、またのぼりが始まります。
なんとか清阪峠に到着。
峠は府境にありますが、味のない峠です。
しかもこのあとものぼりが続きます。
清阪から下るとまた忍頂寺までののぼりが始まります。
このあたりに来るとレーサーで走っている人が目につきます。
忍頂寺のそばの竜王山荘が休憩スポットのようで、多くのレーサーが
止まっていました。
我々はそれを横目で見ながら、下って行きます。
かなり長い下りで気持ちは最高。
途中レーサー軍団に追いかけられましたが、素直に道を譲りました。
気持よく福井まで下ると、なにやら怪しい物が・・
ちょっとシュールですね。
福井からは少し西国街道を走ることにしました。
郡山宿本陣前で記念撮影。
西国街道の周りの家も趣があって、ここを走れば本当の
ポタリングだったのですが・・・
久しぶりに太陽の塔が見たくなり、江口さんに無理言ってちょっと
遠回りしました。
コンサートだったのでしょうか、多くの人が出てくるところでした。
１９７５年にここに来ました。もし中に入れば、３５年ぶりですが
遠くから見るだけにしました。
この日は、結局60km以上、標高でも600mぐらい登ったことになります。
ブロンプトンで走りきった江口さん、お疲れ様でした。
